ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

係と当番でクラス力を上げよう!

クラスを運営していくにあたってカギになってくるのが、係活動と当番活動。 これがなければ、クラスが動いていかないから早急に決めていきたいもの。 さて私が、子どもたちに伝える定義は、とてもシンプル。 係:あってもなくてもいいものでクラスが楽しくな…

個人的要因、環境的要因どちらに重きを?

障害を抱えるこや、問題を起こす子、適応が難しい子など特別支援を必要している児童は年々増えてきている。 支援級担任や特別支援コーディネーターをした身から話をすると、教員が特別支援を必要としている子の問題行動やできなさを「個人的要因」で見ていく…

環境因子には、教師も含まれる

学校が始まった地域、6月1日から始まる地域様々であるが、少しずつ我々学校は前を向いて進んでいる。 そこで今回、学校が始まるにあたり、目線を、違うところに向けて考えてみたい。 昨今では、インクルーシブ教育の名のもと、支援級に在籍しないで通常級に…

凸凹な二人

火曜日がやってきた。 午後の相談タイムも、先週ブログに書いた子(A雄くんとしよう)が学習しに来た。 A雄くんは皆勤賞決定。みごとだA雄くん。 (↓A雄くんの紹介は過去記事) northsearoad.hatenablog.com しかし、 本日はもう一人(B太郎とする)、私が教…

なんでそんなに明るいですか?

本日、後輩に言われた言葉。 私は、同僚から「明るい人」と思われているらしい…。 別にヘラヘラしているわけではないんだが…。 陽気な「オッさん」と思われているようだ。 後輩には、「そう?ありがとう」とだけ言っておいた。 私は、ここ五年ぐらい、とても…

学校の再開について考える②

学校の再開について考える①の続き。 学校再開後について考える① - ポレポレ先生の実践日記 今年は、レクリエーション、落語、ミニネタ、クイズをいれて楽しい気持ちにさせていこうと考えている。子供たちは、学校に対して期待値が高い。しかし、勉強ばかりだ…

学校再開後について考える①

学校がいよいよ再開するが、再開されたら分散登校。しかし、学級のルールや先生の考えについてはしっかり述べていかないといけないと思う。 ・自分の努力ではどうすることもでないこと。 ・嘘をつくこと ・人の一生懸命をじゃますること これらは許さないと…

ビジョントレーニング

家事の合間に、もう一本。 私が、1年生、2年生、支援級担任をしていた時、毎日必ず行っていたのが、「ビジョントレーニング」だ。 いろいろな方が、ビジョントレーニングの本を出しているが、私は、北出勝也先生のを使っている。 ビジョントレーニングは、…

少数派考

私は職場では少数派。 昨年度の研究の全体会では、みんなが国語か算数にしようという話の中、私1人は、 「教科は、学年に任せるべき。大事なのは研究の理念、哲学だ。みんなの考えを統一さえすれば教科なんて何でもいい。」と主張。 1人ずつ各個撃破していっ…

判断の発達

あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン 陽気に「あめふり」の歌っていた娘とのやり取り 私「じゃのめってなに?」 娘「う~ん、分かんないな。聞いたことないよ。でも、雨の日だからな~…

かんがえるのって おもしろい

5年の一番最初の詩の学習。 課題のワークシートに、詩を読んで自由記述で意見文を書いてもらったのだが、名文があったので書き留めておこうと思う。 「けんかするのもいいみたい」 「けんか」って、あまりいいイメージがないけれど「けんかするほど仲が良い…

マインドセット

マインドセットとは、これまでの経験や教育、先入観から作られる思考パターンや固定化された考え方のこと。 最近の研究では、知識・スキルよりも、マインドセットがポジティブであるか否かが、様々な成果に大きな影響を与えると言われている。 さて、今日、…

見方を変えれば、味方になる

私が、日頃から大切にしている言葉。 子供達にもよく言っている。 耳にタコができるぐらい、いつも使っているので、話し合いの時には合言葉のように出てくる。 さて、この見方を変えるというのは、心理療法で使われる「リフレーミング」という手法。 これを…

休校明けの戦略を考える

東京都の感染者数がだいぶ落ちてきた。このままいってくれれば、6月から学校が始まるだろう。緊急事態宣言が解除された自治体が多くなり、5月いっぱいまで休校だった措置を緩和する県も出てきた。 若手の中で「学校再開後、改めて4月のようにやり直せばいい…

行動分析学入門 その1

久々に哲学書を読んだ関係か、そのまま私の学習は、心理学の方に移ってしまった。 哲学と心理学は、親戚だから仕方がない。また、私は、心理学専攻なので、どうしても、好きな方へと流れてしまった。 今日、久々に本棚から手に取ったのは、杉山尚子先生の「…

善の研究を読む その④ 純粋経験と実在

純粋経験と実在について。 善の研究の中で、「実在」を「現実をそのまま、世界をありのままに捉える」と言う定義をしている。言い換えれば、私たちの判断の入る前が実在。 「純粋経験」は、「私たちの判断の入る前=実在」が、主観と客観が合一、つまり、「…

善の研究を読む その③ 善と自己

「善とは一言でいえば、人格の実現である」と西田幾多郎は、言っている。 いろいろな方の解釈をまとめてみると、我々の中の可能性を開花することが「善」のようだ。 かく考えて見れば、意思の発展的完成は、直に自己の発展的完成となるので、善とは自己の発…

善の研究を読む その② 主客合一

「知」と「愛」とは普通には全然相異なった精神作用であると考えられて居る。しかし余は、この精神作用は決して別種のものではなく、本来同一の精神作用と考える。しからば、どのような精神作用であるか。一言で云えば、主客合一の作用である。我が物に一致…

善の研究を読む その①

日本最初の本格的な哲学書といわれている、西田幾多郎の「善の研究」を読む。 コロナ禍によって、日本が未曾有の危機に瀕している時、「いかに生きていくか」ということを考えさせられた。 そこで、日本最初の本格的哲学書である「善の研究」に興味をもった…

重い腰をあげる

暇さえあればNetflixを見てしまっている。 ここ3日ぐらいは、「鬼滅の刃」。 昨年度のクラスで流行っていて、みんなから勧められていた。しかし、私は天邪鬼な性格なもので、みんなが見ていると見たくない心理が働いてしまう。まあ、今回は、学年が持ち上が…

できるために汗をかこう

ゴールデンウィーク前、オンライン授業について管理職と話した。 管理職は、「やりたいんだけど、学校のパソコンにはWebカメラが付いていない。個人持ちを使うのは教員の負担がかかる。だから厳しい。」との意見。 というわけで、一度は諦めたのだが、 「い…

オンライン入園式

昨日、息子の入園式。 延期していた入園式が、5月8日だったのだが、緊急事態宣言が延長されることが濃厚になったため、オンライン入園式となった。 時代の最先端!オンライン入園式。 しかし、固定観念に縛られているせいか、なんだか、味気ない。息子は、何…

zoomを使う。

今回初めて、zoomなるものを使って語り場に参加してきた。 様々な地域の方とお話ができ、熱い想いが聞けて、気持ちが熱くなった。 心に残った話題 1、公立校は、周囲を見渡して、同じになろうとする。しかし、このコロナ禍で、二極化する。特にオンライン授…

スピード感

今年の学年は、ともかくスピード感がある。 組んでいる3人は、5年目、4年目、初任(臨任やってるから3年目)と経験は少ないが、センスが良い。 今回の課題づくりについても、「休校が長引くかどうか分からないが、1ヶ月分作っちゃおーか?」の提案に、「使…

今こそ、心の転換を

昨日、校長室に入ると、うちのボスの顔色が悪い。あんまり、体調が良くなさそうだ。 我々現場の意見を教育委員会に上げてくれているのだが、暖簾に腕押し状態。 私の勤務している自治体は、とにかく全てが遅い。近隣に追従なので、いつも後手後手。 今は、情…