ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

環境因子には、教師も含まれる

学校が始まった地域、6月1日から始まる地域様々であるが、少しずつ我々学校は前を向いて進んでいる。

 

そこで今回、学校が始まるにあたり、目線を、違うところに向けて考えてみたい。

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昨今では、インクルーシブ教育の名のもと、支援級に在籍しないで通常級に在籍している障害を抱える子たちがいる。

ある調査では、ひとクラス大体6%〜7%位がそのケースに当てはまると言われている。人数で表すと約3人ぐらいか。調査によっては10%と出している人もいる。(ちなみに今年の私のクラスでは、診断を受けているだけで11%となっている。)

 

障害を抱える子たちはとても変化に弱い。もちろんクラス替えは死活問題になる。特に、教師と相性が悪ければ1年間悲惨なことになる。また、逆に相性が良ければ、良い1年なるだろう。

 

言い方を変えると、ある担任の教室では、障害を抱える子たちも定型発達の子と同じように生活を送ることができるが、ある担任の教室ではそうではなくなるということだ。

 

結局、担任の支援の力量差といいたいのか?と突っ込まれるとは思うが、障害を抱える子(もちろん定型発達の子たちもだが…)たちの目線に立てば、教師も大きな環境因子となってしまうのである。

態度・振る舞い、表情、対応、教師から発生する一つ一つが、因子となり、大きく作用する。

 

障害を抱える子は、定型発達の子より遥かに敏感。崩れるのも早い。その敏感さを素早くキャッチしながら、学級を作り上げて行かねばならない。安穏とはしていられないのである。