ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

来年の人事

人事の季節がやってきた。この時期、皆、次どこに行くのか戦々恐々。当然、私もそう。あそこがいいな、ここは嫌だななどと、私も人間なので、そういう気持ちはある。しかし、私は基本、人事を断ったことがない。「他律的自律が大事だ」とある偉大な先生が、…

大掃除をする。

今日は、学年末大掃除。3時間かけて行った。大掃除1時間目は、机、椅子の雑巾がけ。「1年間ありがとうの気持ちをもって心から雑巾をかけるように。」と伝えた。クラス全員黙々と雑巾をかける。大掃除2時間目。「1年間使った教室です。先ほどと同じく、あ…

卒業式を終えて

卒業式が終わった。私は、視聴覚担当で裏方だったので式をじっくり見ることができなかった。どちらかというと、電子機器や放送機器が不具合を起こさずに滞りなく進行できたことに安堵している。しかし、今年は長かった。式が終わったのが11時45分。写真を撮…

いよいよ卒業式

明日は、いよいよ卒業式。今日は、前日準備。5年生が卒業生(6年生)のために、教室、控え室の飾り付け、体育館や校舎内外の掃除を必死になって行う。だが、この度の卒業生&6年担任が情けないことこの上ない。6年生の教室が、自分たちで掃除したのか?と疑問…

教員の評価

今日、教頭から評価票を配られた。評価はオールBにAが一個といった感じ。教員の評価は、ボーナスに関わるので、私の自治体は、持ち回り制になっており、高い低いが交互になる。みんな平等という観点だから仕方がないのかもしれないが、ちょっと納得がいかな…

ゆったりとした気持ち

所見、成績をつけ終え、ホッとしている。やることもほぼ終わり、教科もまとめに入る。みんな終わりを意識しているので、あえて問題を起こそうとする輩も少ない。ホッとしたものの隙は見せてないので、問題が起こることはないだろう。子供達は相変わらずいい…

自信とはどこからくるか

自信とは何か?どこからくるか? 自信は時として慢心になり、足をすくうものである。 しかし、自信がなければ、生き生きと仕事ができないのも事実。自信がない教員は、児童からも保護者からも信頼されない。 私も、自信という名の慢心に痛い目に合わされた経…

学習発表会が終わる

学習発表会が終わった。例年本校の四年生は、「二分の一成人式」をしていた。しかし、私は「児童の家庭的事情に配慮したい」と学年の先生達に強く反対したところやめること賛同していただいた。発表会は、総合の福祉の調べ学習や手話の歌を披露した。これが…

原則を踏み外すな

7年前の失敗の話。 前任校に異動仕立ての1年目。 飛び6。(異動仕立ての6年担任) 状況は、2年生から5年生まで必ず1クラスは、学級崩壊。一緒に組んだ人は、私が来る前に、学年の子供を操作して、きつい子、グレーの子、親が厄介な子を全て私のクラスに入れ…

自分を支えてくれた曲

この時期になるといつも思い出す。7年前の苦い思い出。学級が転覆しかかり、クラスの子供達と全面対決の連続。まさに戦争。歯を食いしばって気力だけで職場に行っていた。嵌められた1年間。同僚達は敵、保護者達も敵、子供達も敵。誰ともチームが組めない中…

雨の日のクラブ活動

今日は、今年度最後のクラブ活動。しかし、雨でグランドの状態が良くない。よって教室での活動となる。外クラブの宿命か、天候には勝てない。 中での1時間、人数は45人。多過ぎ。だから、なんもできないので、北京オリンピックのリレーの動画を見せる。だい…

ノープランの先に待つもの

本校の初任の話。基本全てがノープラン。クラスで揉め事があった、トラブルがあったなどで保護者と連絡を取る時も、鉄板のノープラン。だから、電話で全く伝わらず、次の日炎上の連絡帳。これを1年間繰り返している。周りから「ノートに要点を書いてまとめて…

知らないことのまずさ

先日、私が所属している民間の研究会の会合があった。会長から最近の教育の動向を聞く。1 2014年に特区法改正により、自治体が国家戦略特区に認定されれば、公設民営学校の設置が可能となること。2 ある県のある自治体(学力テストその県内ワースト)では、…

不易な学力

指導要領改正をする度に、必ずアドバルーンがあがる。それが流行となって、いろんな学者がこぞって自説を提唱する。しかし、考えて欲しいことがある。改正では、全てが新しくなるわけではなく、変わらない不易なものある。しかし、みんな、流行を追いそうい…

不登校対応に待った無し

我がクラスに、場面緘黙症の子がいる。その子は、不安障害の傾向を強く持っていて、自分から人と関わるのがかなり困難。しかし、周りが興味を示し、関わろうとしてくれるのでなんとか学校に来ている。私は、四月当初から、いつ不登校になってもおかしくない…

漢字テスト二周目

学年末になってきた。我がクラスの恒例行事。漢字テスト祭り。私は、12月で新出漢字を終わらすので、1月からは、火曜日、金曜日で漢字テストを行う。問題は毎回20問で全10回。それが先週で終わった。しかし、できが悪いので、今回、初めて二周目もすることに…

戦略をベースに戦術を考える

戦略は、長期計画。言い換えれば、総合的なもの。戦術は、短期計画。言い換えれば、スポット的なもの。だと、私は勝手に思っている。学級は、常に戦略と戦術を組み合わせながら経営して行くものだと思う。例えば、クラスを規律重視かつ、人間関係重視で戦略…

支援級への転籍

支援級への転籍。保護者にとっては、重い決断だ。今日、ある担任が、保護者を呼び面談していた。聞いた話だと、支援級に行った方がいいと状況証拠を並べ、強く迫ったそうだ。テスト、ワークシートを見せ、これではダメだと突きつける。点数は一桁。ワークシ…

価値がないものに価値付けする

学級崩壊、学年崩壊した後の次の年は、正しいことが全て無価値となっていることが多い。私の今受け持っている学年もその傾向が、強く出ていた。掃除→さぼる、ふざけるのがあたりまえ。給食→マナー悪く食べるのがあたりまえ。口調→友達、教員に粗野なのがあり…

給食、掃除、挨拶

我がクラスは、毎日給食の食缶がカラになる。いつも何にも残らない。清掃時間は、ひたすら黙々と行いサボる子ゼロ。挨拶もしっかりできる。実は、給食、掃除、挨拶を制する者がクラスを制するといって過言ではない。落ち着かない学級は、必ず給食が残りがち…

学力テストを人事評価に

大阪市は、子どもたちの学力向上に向けて、大阪で独自に行われているテストの結果を人事評価に反映させる制度の検討を進めている。それに先駆けて、2020年度から小中学校の校長を対象に、テスト結果を直接、評価に反映させていくそうだ。今、大阪市は、壮大…

いじめ防止対策推進法改正

いじめを放置した教職員を懲戒処分の対象とすると明記した議員立法「いじめ防止対策推進法改正案」が、28日召集の通常国会に提出される。与野党の賛成多数で可決、成立する見通しだと報道されている。いじめ自殺が後を絶たない昨今、この動きは致し方がな…

冒険の共有

昨日のNHKスペシャル。冒険の共有 栗城史多の見果てぬ夢。栗城史多氏をご存知だろうか。世界七大陸最高峰に挑戦し、SNSを駆使しながら登山過程を配信し続けた登山家だ。彼の目指したものが「冒険の共有」だ。山に興味がない人たちにもこの取り組みは浸透して…

教員の労働問題

教師の長時間労働は、子供のためにはならない(1)https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20190111-00110859/妹尾昌俊中教審委員のYAHOOニュースの記事だ。この記事で私が注目した文が、「長時間労働には、教師にとって学びや成長機会を減らす。」…

失敗という体験や経験

教員が成長していくためには、失敗体験が欠かせない。成功体験10回と失敗体験1回では、失敗体験1回のほうが価値が高い時もある。失敗体験は、教員の第六感を鋭くさせる。そのような経験が、時として警告として現れ、失敗しにくくなる。ただ、教員の世界でも…

年が明けて

年が明けてあっという間に5日経った。昨日は、調子の悪いパソコンのせいで、年賀状の返信を作成するのに深夜2時までかかってしまった。買って10年なので、もう「ご老体」、介護だと思って使い続けるしかない。仕事を家に持ち帰って来たが、今年の冬休みも全…