ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

教員の労働問題

教師の長時間労働は、子供のためにはならない(1)

https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20190111-00110859/


妹尾昌俊中教審委員のYAHOOニュースの記事だ。


この記事で私が注目した文が、「長時間労働には、教師にとって学びや成長機会を減らす。」というものだ。

記事で、妹尾氏は、

<長時間労働の教師は、知識や研修等が足りないと自己評価している。これは、相関に過ぎないので、もともとそういう意欲のある先生が長時間労働している可能性もあるが、長時間労働の影響で研鑽等が不足している可能性も高い。

と意見を述べている。

これは、かなり的を射ている発言である。現場感覚ではあるが、私の駆け出しの頃と今では、教員自体の勉強量は減っていると感じる。

10年前より業務量が増え、今やこなすだけで精一杯。加えて、学校の主力は、私も含めて子育て世代。正直、仕事に追われ、子育てに追われ勉強どころではないだろう。

私は、若手や同世代に、「勉強したほうがいい」「本を読んだほうがいい」と頻繁に伝えているが、女性を中心に「分かりますが、そんな時間はないです」という返答が多い。

昨今の教員の取り巻く環境は、厳しさの一途だ。このままいくと、学校の地盤沈下が激しくなる。というか、もう、取り返しのつかない事態になっているのかもしれない。

教育は国家の計。日本が亡国にならないために我々は声を上げていく必要がある。