ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

失敗という体験や経験

教員が成長していくためには、失敗体験が欠かせない。成功体験10回と失敗体験1回では、失敗体験1回のほうが価値が高い時もある。

失敗体験は、教員の第六感を鋭くさせる。そのような経験が、時として警告として現れ、失敗しにくくなる。

ただ、教員の世界でも、失敗が許されなくなってきたと感じる。社会全体が、失敗に対して寛容になれなくなってきているせいなのか、失敗をしないようにと気を使うことが増えた。まさに守勢。クレームが来なければいいという考えが蔓延している気がする。クレームを出させないために、言葉巧みにごまかす事例も増えてきている。

正直、これではいけないと思う。教員は、失敗してナンボ。そして、改善してナンボ。そういう姿勢をみて、子供達も真似をし高まる。私の初任の頃はまだそういう健全性が、親にも子にも教員にもあった気がする。

学校の守勢の高まりは、止めることができないのだろうか?これでは、初任者や若手はますます育たない。