ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

学校の問題点

学校評価アンケートの記述

学校評価のアンケートを回収し終える。 例年、この学校評価アンケートに戦々恐々の人もいるだろう。特に自由記述欄には、毎年辛辣なことを書いてくる保護者もいる。 特に、今年、キツイなと思った記述が、 「先生方の力量にあまりにも差がありすぎます。こん…

失敗という体験や経験

教員が成長していくためには、失敗体験が欠かせない。成功体験10回と失敗体験1回では、失敗体験1回のほうが価値が高い時もある。失敗体験は、教員の第六感を鋭くさせる。そのような経験が、時として警告として現れ、失敗しにくくなる。ただ、教員の世界でも…

不登校について

不登校は、昨今珍しいことではなくなった。本校でも、4分の1の学級に不登校児がいる。今年度不登校なってしまったのがそのうち半分。学力不振や高圧的な指導、担任が初任者で統制が取れていないと原因は様々。でも、すべてのケースで一致しているところがあ…

1日のスケジュール

教員の働きかたについて、よく話題に上がります。実態の公開ということで、詳細なスケジュールを挙げられている人もいます。私もその一石になれればと公開してみようと思います。5時45分 起床6時30分 出発7時30分 勤務校着7時30分から8時 授業準備1日の授業…

学級崩壊は、当たり前の時代

最近、久々に採用同期の会があり懐かしい面々と会った。話題は当然、仕事の話中心。同期のAさんの職場は、各学年1クラスが学級崩壊をしている。担任は、全て5年目未満の若手。同期のBさんの職場は、エース級の先生が、学級崩壊になり療養休暇に入った。同期…

学校管理職がなぜ魅力がないか

前回の話題で、「管理職なりたい小中校の教員、女性7% 男性29%」というニュースを取り上げました。現職教員でもある私が「なぜ、学校管理職が魅力がないか」を語りたいと思います。一つ目は、教頭の待遇が悪いということです。私の勤務校の教頭は、朝7時過ぎ…

ビルド&ビルド

学校の悪しき伝統に、ビルド&ビルドというものがある。物事を始めたらやめられないという悪習である。行事も然り、教科でも然り。これらが学校、教員を圧迫している。学校の行事の主なものは、始業式、入学式、一年生を迎える会、運動会、遠足、学習発表会、…

新しい勤務校

最近の教員の異動事情は、厳しい。特に、六年生を出しての異動となれば、異動先でも高学年(高確率で六年生)である。最近の学校事情は厳しい。高学年が落ち着いていることは、希であり、落ち着いていれば内部から担任を出すのだが、荒れていれば、みんな避…

職員室の人間関係

職員室の人間関係は、一年ごとにめまぐるしく変わる。特に、管理職が変わればガラッと変わる。管理職が、よく話を聞き、調整力もあり、人望もあれば、ダメな職員室もかなり良くなる。逆に、話を聞かず、思い込みで話す、その場の感情で指導するという管理職…

10年経験者研修

今年度、自分は10年経験者研修対象者だったので、校外、校内で初任者研修ほどではないが研修を行った。10年たてば、研修の意味合いも変わるものだ。私が駆け出しのころに10年研を行っていた人は、純粋に指導力の向上だった。しかし、今は…。ミドルリーダーと…

ベテランと若手が噛み合わない。

久々の更新。気がついたら一年近く更新していなかった。最近、悩ましいことを書きたいと思う。ベテラン(40代)と若手(20代)が全く噛み合わない。びっくりすることに、意見が合わない。ベテランはベテランで、自分達が言っていることを正しいと思っているし、…

研究会がトップが気がつかずに崩壊してきている。

以前、自分の働いている自治体の教科の研究会について書いた。 そもそも、教員の研究会は、ほとんどの自治体では有志かつ自由であり、強制されるものではない。 では、自分の働いている自治体は…基本、入会は強制。つまり、必ずどこかの研究会に属さなくては…

学校現場で行われている研究授業の意味が失われている

学校現場で行われている研究授業。当たり前のごとく、行われている研究授業。 自分は、研究授業の意味が失われていると感じている。 学校の研究、研究会の研究を頑張るかわりにそれ以外の授業がないがしろにされている。 子どもが動かないからと研究授業前に…