不登校について
不登校は、昨今珍しいことではなくなった。本校でも、4分の1の学級に不登校児がいる。今年度不登校なってしまったのがそのうち半分。
学力不振や高圧的な指導、担任が初任者で統制が取れていないと原因は様々。
でも、すべてのケースで一致しているところがある。それは、担任が子どものせいにしていること。不登校は、子どものせいにしていたら間違いなく解消できない。担任の覚悟と真剣な姿勢が見えなければ間違いなく子ども達はそっぽをむく。それが、分かってないんだ。
昨今では、打たれ弱い教員も多いので、ダメなところを指摘すると、パワハラだとか、鬱とかで休んでしまうので指摘らしい指摘もできない。
偉そうに語ったが、私も2回ほど不登校児を出したことがある。
2回とも私のミスだった。しかし、ミスを真摯に受け止め、覚悟を決めて事に当たった。
朝早く迎えにいったり、登校できる仲間づくりをしたりと、共に頑張った。
時間はかかるが、粘り強くやると、子どもも応えてくれるもので幸いにも自分の担任のうちに解消することができた。
不登校の解消は、かなりエネルギーを使う。一杯一杯の教員では、不可能。
余裕やゆとりがなければ、解消できない。
教員にゆとりがなくなって久しい。
教育問題を解消するには、教員一人一人のゆとりが持てる環境が必要ではないのか。