ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

新しい勤務校

最近の教員の異動事情は、厳しい。


特に、六年生を出しての異動となれば、異動先でも高学年(高確率で六年生)である。

最近の学校事情は厳しい。高学年が落ち着いていることは、希であり、落ち着いていれば内部から担任を出すのだが、荒れていれば、みんな避けるので、必然的に新しく来る人つまり異動者をあてる。


異動者が特に六年生ということになると、事情が分からずに持たされるので高確率で学級崩壊になり、最悪担任が療休ということも珍しくない。


また、異動者が高学年じゃなかったとしても全く安心できない。異動者を学級崩壊、学年崩壊した後の立て直しに投入されることも多く、危機に晒される事例は枚挙に暇がない。


私も、昨年異動対象だったので、今年勤務校がかわったのだが、今担当している学年は、昨年学年崩壊状態で酷かったそうだ。そういうわけで、だれも持ち手がいなくて、四学級中三学級が異動者で構成されている、という酷い有様。みんな、もともといた人も逃げたことも分かり、非常に憤った。


しかし、1ヶ月が経とうとしている今、特別支援の知識と、今まで研究してた全員参加式授業、小刻み活動、フォローの入れ方のおかげで、子供達の成長が著しい。

特に、毎日モチベーションが上がる話をしているのだが、特に言葉の力は絶大で、子供達のやる気や態度が日に日に良くなっている。

保護者からも懇談会で話題に上がり、私の話す話を家でしてくれていることが分かり嬉しかった。

ボタンの掛け違えみたいなもので、簡単に学級が壊れていく時代。私の役目は、その掛け違えを元に戻すことだと考えている。

もともと、悪い子なんていない。誰かが、それまでに屈折させ歪ませてしまっているのである。

それを真っ直ぐにするのは、中々楽しいし、やりがいがある。