1日のスケジュール
教員の働きかたについて、よく話題に上がります。実態の公開ということで、詳細なスケジュールを挙げられている人もいます。私もその一石になれればと公開してみようと思います。
5時45分 起床
6時30分 出発
7時30分 勤務校着
7時30分から8時 授業準備
1日の授業で使用するワークシート、資料作成、プリント印刷等を急いで行います。
8時から8時30分 宿題チェック、直し指導
この時間で、漢字ノート、音読カード、算数プリントの丸つけ等すべての宿題を見終えます。
8時30分から8時45分 朝自習、朝の会
8時45分から9時30分 1時間目
9時30分から10時15分 2時間目
10時15分から10時45分 中休み
この時間で、委員会の指導、学年の行事等の実行委員会指導をします。この二つを、同時に動かすこともあります。委員会、実行委員会は、複数あり、一年を通してイベントごとがあります。その準備を日々しています。
10時45分から11時30分 3時間目
11時30分から12時15分 4時間目
12時15分から12時30分 給食配膳指導
12時30分から13時 給食
私はこの給食の時間は、いつも3分で食べます。なぜかというと、後の時間は、残す子達に「もう少し食べてみよう」「頑張れるかな」などと、班を回り、食べる量、食べれる物を少しずつ増やす促しをするからです。これをやらないと子供達は克服できません。親も匙を投げたり、諦めたりしているケースが多く、なんとかしたい気持ちがあるためです。これをすると、半年後ぐらいには、自発的に食べるようになり、残す量も減ります。
13時から13時15分 清掃指導
13時15分から13時30分 モジュール学習
今年からモジュール学習が新たに設けられました。指導要領改正で、小学校でも英語科、外国語活動が増えた影響です。今までも、ただでさえやる内容に対してコマ数の確保が困難だったのに、この改正でさらに内容が増えたため、従来昼休みだった時間をモジュールにあて時間数を確保しています。ちなみに1日15分なので、3日で一コマ分にします。モジュールが入ってきて、学校は益々余裕がなくなりました。昼休みという、ゆったりする時間がなくなり、子供達もつらそうです。しかし、これをやらないと、週全て6時間授業&長期休業カットになるので仕方がないのです。
13時30分から14時15分 5時間目
14時15分から15時 6時間目
帰りの準備、帰りの会を経て、15時30分完全下校となります。
15時30分から16時30分 会議
会議は、職員会議の他に、校務分掌の会議、児童のケース会議等が満載です。
16時30分から17時 学年会
学年会では、児童のこと、教材のこと、研究授業のこと、部会で降ろされてきたものを検討さします。若手がいる学年ほど、これをやらないと学年が回りません。
17時から
やっとここから自分の時間。1日の授業のノートをチェック、評価、掲示物、授業準備をします。私は過去の蓄積があるので、遅くても19時半までにはでれますが、多くの若手は、22時ぐらいまで残っています。悩んでいる若手がいればそれに付き合い、どんどん遅くなってきます。昨今、学級崩壊をしているクラスが急増しています。本校も例外ではありません。若手を孤立させないために、中堅、ベテランは、家族を犠牲にして学校を支えています。ちなみに、この時間でやっとトイレに行けます。教員の中には膀胱炎で苦しんでいる人も多いです。
だいたい20時半ぐらいに帰宅。
21時から教材を作り、23時までには寝ています。
こんな感じです。
時間外労働は、家でのを合わせると1日、4時間から5時間ぐらいでしょうか?
月に直すと、100時間近くですね。
これでも、私はまだマシな方です。
これより過酷な状態で勤務されている方は、もっと多いです。(学級崩壊をしていたら親と放課後の面談、不登校児がクラスにいると夜の家庭訪問等も増え過酷さが増します)
これで、全く過酷ではないと言っている人は、頭の中が相当ブラックに染まっている証拠かと思います。