ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

学校評価アンケートの記述

学校評価のアンケートを回収し終える。

例年、この学校評価アンケートに戦々恐々の人もいるだろう。特に自由記述欄には、毎年辛辣なことを書いてくる保護者もいる。

特に、今年、キツイなと思った記述が、

「先生方の力量にあまりにも差がありすぎます。こんな状態だと保護者として不安です。これが公教育といえますか?」

だった。

確かに言いたいこともわかる。

本校は20代の教員が、25学級中11学級。

教員経験10年未満の教員は25学級中16学級。

まだまだこれから経験を積んでいかないといけない人が多い。

再任用のポンコツの方もいるので、割合はもっと増えるかもしれない。

経験値のある教員に受け持たれる確率は低い。

各学年一クラスは、崩壊・崩壊手前の学級があるので、6年間に1度は学級崩壊を経験する児童も多いであろう。

さて、なんでこんなことになってしまったのか?

これは、教員養成が教科教育に特化しすぎているためだと私は考えている。学級経営については、何にも学んできていない人がいきなり担任を持ちクラスをまとめられるわけがない。年々親、子供の質が下がってきていて、それは、より深刻だ。

学級経営は、全ての根幹。研究によっては、学級崩壊を経験すると成長レベルが通常より4割も落ち込んでしまうという結果も出ている。

教員養成の形を抜本的に見直さないと取り返しのつかない未来が待っている気がする。