ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

美容師さんとの会話

 私は2ヶ月に1度髪を切りに行く。行きつけの美容室は、もう5年以上通っているのだが、私が髪を切る場所を固定したのは、大学入学で親元を出てからはじめての事だった。関東圏は、美容室がすごく多いので、毎回飛び入りで違う店で切っていたのだ。

そんな奴がもう5年以上固定しているのは、その美容師さんが、非常に考え方が深いからなのだ。ちなみに、自分の職業を言ったのもこの美容室が初めて。

いつものように、仕事の話をしたのだが、「若手にあの人だからできると思って欲しくないでですよね」と話したら、「それってマシだと思いますよ」と返された。

美容師さんの考えの概要は、

「若手はきっと差を感じている。ということは、悩んでいたり、諦めていないケースも存在する。本当にだめなやつは、それすら感じてない奴が多い。差を感じていない奴は、今できないのはやってないだけ、俺がやる気になればすぐにできる、成功できると思って結局行動はしない。ということは、その若手はマシ」ということだった。

たしかにそうだ。

「あの人だからできるんだ」と言う考えは一見言い訳のように聞こえるのだが、見方を変えてみると壁にぶち当たっているから出る言動とも言える。やはり物事は一義的に考えるのではなくて多角的に考えるべきであろう。

頭を柔らかくして思考しないと、自分のレベルも下がってしまうと気づかされてしまったのであった。