ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

研究会がトップが気がつかずに崩壊してきている。

以前、自分の働いている自治体の教科の研究会について書いた。

そもそも、教員の研究会は、ほとんどの自治体では有志かつ自由であり、強制されるものではない。

では、自分の働いている自治体は…基本、入会は強制。つまり、必ずどこかの研究会に属さなくてはならない。ひどい話、全く興味のない人は、ただ会費だけ徴収されるシステムにある。

同じ研究に何年か属すと、その会を運営していく委員になる。しかし、最近では、委員の成り手が激減しており、任命にかなりの強引さが目立つ。 例えば、勤務校の校長が研究会のお偉方なら、拒否しても任命するし、はたまた自分が知らないうちに委員になっていて、文書が届くということもあり、結構悲惨である。 自分は、勉強したくて行った身だが、こういった人は、モチベーションが本当に低いのですぐに辞めてしまう。 モチベーションが低いのに委員にさせられて気の毒なことこの上ない。 しかも、下っ端委員は、先輩の資料作成、会員(会員が多いと一人で200人分ぐらい)に文書発送など誰もやりたがらない業務をまわされ四苦八苦する。 基本、無理やり任命したのに、表向き有志ということになっているので勤務校は考慮してくれない。 たくさんの校務分掌を抱えている先生なんかは、勤務校と研究会との板挟みにあい、特に、それが若手ならば悲惨な末路が待っている。 といった感じなので、どこの研究会も委員の世代交代には失敗しており、実は内部はガタガタで一部のスーパーエースの活躍で面目がたっているだけなのである。 前も書いたが、研究会で上にいけば管理職の道も開けるので、権力思考の人と自分みたいに純粋に研究思考の人とでも大きな隔たりがあり、ますます拍車をかけている。 誰のため研究なのか、子ども達のための研究では?自分のための研究、自分の出世のための研究ならそれこそ、 子ども達に背信している事に気がつかねばならない。