ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

技術ではなく、心で勝負。

最近、コーチングの本を改めて読んでいるとやっぱり「いいな」って思うことが多い。子ども達にとって大切なのは、「やってみようかな」「挑戦してみようかな」などと思わせる言葉をいかにたくさんかけるかだと思います。

でも、そういう言葉がけって心の底から言わないと、子どもに見破られてしまうもの。心の底から子どもの良さを感じられる訓練を日々していかないといけないですね。子どもの良さを感じるには、常に子どもたちをリスペクトしていなければなりません。それが、大前提。すべては、技術ではなく心です。姿勢です。

よく、教員のHow to本なんかが良く売れているが、そんなことを勉強するよりも、人間性や感度を磨いたほうがいいって思います。

所詮How toは、How to。どんなに技術を向上させたとしても、心のアンテナが低ければ、高い教員を凌駕することはできません。

どんなに、教え方や技術がなかろうと心が光っていれば子どもはみんなついてくるものだと思います。

最近の若手の中には、努力する方向性を間違えている教員がすごく多い。彼らはみな、見えるものしか興味がないし、それしか信じない。そして、即効性、効率性ばかりを重視している傾向がある。だから、みんなHow toに走るんだろうな~。

でも、教育ってそういうものではなくて、何か月、何年、ひょっとしたら何十年っていう時間がかかることを忘れてはいけない。

手間を惜しんだり、見せかけのものに走ったりする教員が減らなければ、教育の荒廃は止まることはないだろう。