ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

漢字テスト二周目

学年末になってきた。
我がクラスの恒例行事。漢字テスト祭り。
私は、12月で新出漢字を終わらすので、1月からは、火曜日、金曜日で漢字テストを行う。問題は毎回20問で全10回。それが先週で終わった。
しかし、できが悪いので、今回、初めて二周目もすることにした。
二周目をやってびっくりしたことは、5点、10点だった子たちが、40点、50点と上がったこと。
やはり、インプット→アウトプット→フィードバッグ&インプット→アウトプット…。という流れがいいということが改めてわかった。
二周目は、毎日なので、このまま続ければ三周目、四周目もできそう。
同じ問題を何回もさせるのは、特別支援を必要としている子達にも、とても、有効であると思う。
5点、10点だった子達には、「50点が満点だよ。」と伝えてある。その子が、50点超えた時には、「僕は105点ということで、みんなより点数高いんですよね」とうれしそう。
反復学習には、賛否があるが、特別支援の観点から言わせてもらうと、「賛」しかないと思う。
こういった所が、「不易な学力」といったどころだろうか?
指導要領改訂で、一時期は、アクティブラーニングが話題をさらい、それが言い換えられ、「主体的な学び、対話的学び、深い学び」と銘が打たれて取り組んでいる。
このような流行ばかりに、囚われていると、必ず痛いしっぺ返しがくるだろう。
「流行」ばかりに目がいっている時代だからこそ、「不易」なものにこそ、私は目を向けるべきだと警鐘を鳴らしたい。