ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

学習発表会が終わる

学習発表会が終わった。

例年本校の四年生は、「二分の一成人式」をしていた。しかし、私は「児童の家庭的事情に配慮したい」と学年の先生達に強く反対したところやめること賛同していただいた。

発表会は、総合の福祉の調べ学習や手話の歌を披露した。これがまた、深い内容で、自主的にインタビューしてきたり、調査してきたりと学校の枠を飛び出ていていい意味で予想を覆してくれた。

加えて、図工で作ったカードを感謝したい人に渡すために持って返させた。感謝したい人は、親じゃなくても良いとした。もちろん習い事のコーチにもオッケー。家庭には、不評かもしれないが児童一人一人の主体性に重きを置いた。感謝は、強制するものではない、したい人にするべき。


昨今虐待案件は、珍しくなくなった。色々な問題を抱えた家庭が増えている。だから、我々もこういったセンシティブな問題から目を背けてはいけない。

少しでも学校生活がより良くなるために、あらゆることに配慮する努力は惜しんではいけない。

ともかく、悪しき伝統二分の一成人式を廃止できて良かったと思っている。あのような感動ポルノは、学校にはいらない。