ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

技術論

不登校対応に待った無し

我がクラスに、場面緘黙症の子がいる。その子は、不安障害の傾向を強く持っていて、自分から人と関わるのがかなり困難。しかし、周りが興味を示し、関わろうとしてくれるのでなんとか学校に来ている。私は、四月当初から、いつ不登校になってもおかしくない…

漢字テスト二周目

学年末になってきた。我がクラスの恒例行事。漢字テスト祭り。私は、12月で新出漢字を終わらすので、1月からは、火曜日、金曜日で漢字テストを行う。問題は毎回20問で全10回。それが先週で終わった。しかし、できが悪いので、今回、初めて二周目もすることに…

戦略をベースに戦術を考える

戦略は、長期計画。言い換えれば、総合的なもの。戦術は、短期計画。言い換えれば、スポット的なもの。だと、私は勝手に思っている。学級は、常に戦略と戦術を組み合わせながら経営して行くものだと思う。例えば、クラスを規律重視かつ、人間関係重視で戦略…

価値がないものに価値付けする

学級崩壊、学年崩壊した後の次の年は、正しいことが全て無価値となっていることが多い。私の今受け持っている学年もその傾向が、強く出ていた。掃除→さぼる、ふざけるのがあたりまえ。給食→マナー悪く食べるのがあたりまえ。口調→友達、教員に粗野なのがあり…

給食、掃除、挨拶

我がクラスは、毎日給食の食缶がカラになる。いつも何にも残らない。清掃時間は、ひたすら黙々と行いサボる子ゼロ。挨拶もしっかりできる。実は、給食、掃除、挨拶を制する者がクラスを制するといって過言ではない。落ち着かない学級は、必ず給食が残りがち…

インプット&アウトプット

我がクラスは、特別支援の対象児童が10人以上在籍している。自閉症スペクトラム、LD、ADHD、緘黙などとバラエティに豊富。そんなクラスでも、学力向上はできていて、テストではクラスの平均がいつも9割を大幅に超えている。では、どうしているのか?簡単に…

攻めの特別支援

私の学級は、常に攻めの姿勢。 特別支援についても同じ。 例えば、人の感情が中々理解できないで過去問題行動が顕著な子がいたとする。その子の保護者は、非協力。むしろ、学校に批判的だとしたら?どうするか? 大抵こういった場合は、1年凌ぐ、諦める、事…

学級は、教員の心理そのもの

学級は、教員の心理そのものである。教員が、寛容であれば子供達は、寛容になる。ガミガミ叱るようであれば、子供達同士でガミガミ指摘し合うようになる。また、教員の体調が悪ければ、学級の空気感も悪くなり、子供達の調子も悪くなる。10月から11月に…

チームワークを高めるには

学年が1年間安定できるためには、学年の先生方のチームワークが欠かすことができません。私も曲がりなりにも五年ほどの主任経験がありますので、チームワークの重要性を痛感しています。特に、初任から四年目までと組むときには、重い仕事は私が全てやってい…

学級の荒れを改善するには。

学級崩壊に苦慮されている方も多いと思う。夏休みが明けて三週間だが、もうそろそろ、落ち着きがなくなってきているクラスもあるだろう。どうしたら、改善できるかを述べる。1、教室環境を整えること学級崩壊をしているクラスは、とにかく汚い。ゴミが落ちて…

待つということ

教師がもっていなくてはならないものの1つに「待つ」というものがある。ただ漠然と待っているのでは無く、見守りや観察に近い感覚である。指導をすぐに入れて、行動を素早くさせたい、すぐに改めさせたいといったこととは対極にあるものだと思う。そんな「…

教師の作法

久々に勤務校が変わったこともあり、初任校、前任校の一年目のことを振り返る機会が多い。 私は、着任一年目に苦悩することが多く、今年はそうならないようにとても慎重になっている。 前任校の失敗は、全て私の慢心から来たもので、調子にのると痛い目に合…

言葉の力

言葉には力がある。 教員に反抗している子も、友だちに励まされたり、ほめられたりすれば変わっていく。 自分の学級経営は、「言葉」に重きをおいている。 教師が、適切な時期に、適切な言葉がけをすること。 子ども同士が、お互いを励ましあったり、認め合…

子ども達のコミュニケーション力をつける

ここ数年、子ども達のコミュニケーション力をつけるためにあらゆることをやってみた。 ソーシャルスキルトレーニング、エンカウンター、PA。 どれも一定の効果はあったけど、なんだかやらせてる感満載なのと、作られた感じが有りすぎて…。自分的にしっくりこ…