ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

分散登校、1週間の取り組み

学校が再開されて1週間だった。

1週間経って子供たちはだいぶ慣れてきてだいぶ笑顔が増えてきた。私も手立てをかなり考えて打ったのでその成果が出てきていてとてもうれしい。

さて、この一週間何をやったかをまとめておきたいと思う。

 

一つ目:メッセージ交流 

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分散登校と言うこともあり、クラスの半分がお互いに会うことができていない。これではクラス力も半減してしまうと考え、少しでも交流を増やせるようこの1週間メッセージ交流に取り組んだ。

一日目と二日目は、自己開示型メッセージ。例えば、「私は絵をかくのが趣味です。特に最近鬼滅の刃の善逸をかくのにはまっています。」とか、「僕はチェロをやっています。音楽が好きです。」とか、「私の特技は、雨の日に叫ぶと一瞬雨を弱まらせることができます。」など、個性的に書かせた。

三日目は、発展型メッセージその①。席の隣の人は、別のチームで顔を合わせていないので、その人に向けて質問したり、答えたりと交流を深めた。

四日目は、発展型メッセージその②、同じ班の後ろの人、前の人と交流。内容は、三日目と同じ。

五日目(昨日)は、ランダム型。事前に、自己紹介カードから趣味や好きなものを把握しておいて、こっちがペアを決めお互いを交流させた。

五日間、取り組んでみた感触は、学校に来ている間、自分のチームの子の話だけではなく来ていないチームの子の話もだいぶ話題に上がるようになった。お互いのチームで早く会いたいという気持ちがかなり高まってきたと感じている。

 

二つ目:ゲーム交流

この一週間は、ゲームをしながら子供たちの緊張をほぐしたり、私や同じチーム同士の子たちの関わりを深めることに心を砕いた。三密を避けながら楽しく交流できるゲームを用意し毎日メニューを変えた。

一日目:〇っ〇りゲーム

〇の中に、適当なひらがなを入れて、言葉作るゲーム。例えば、「びっくり」「つっぱり」など。「しゃっくり」などの拗音が入る言葉は不可。2分間で実施。

結果は、Aチームの最高は14個。Bチームの最高は12個。

二日目:スモールナンバー

付箋や紙を渡し、1~30の中で好きな数字を書く。誰とも被ることなく、一番小さい数字を書いた子が勝ち。ルールは、大きい数字が勝ちでも良いし、上限の数字を40、50と増やした形でも良い。

三日目:リアルつむつむ

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ルールは簡単。ミニブロックを、制限時間内にどれぐらい積み上げられるかというもの。みんな結構焦って積み上げるので崩れる子多数。数秒ごとにトップが入れ替わるのでスリル感満載。トップは1分間で22個、30秒で15個。1番の盛り上がりになった。もちろん使った道具は全て洗って、念入りに消毒。

四日目:紙をちぎって長いの誰だ

制限時間は、二分間。チャンピオンは軽く3メートルを超える。

賢い子は蛇の形に裂き、破れないように工夫していた。こういうところで、それぞれの子の特性を見ることもできる。

五日目:先生一人にしないでゲーム

初日にした自己紹介や、授業中話した小ネタから五題出題。私の事前に書いた答えと合っていれば一ポイント。好きなものといったお題だと複数あるので、どれを選ぶかに頭を悩ませていた。「なんて言っていたっけ?」「三つあるからどれだよ~。」などと、結構盛り上がる。アウトプット訓練にも最適なゲーム。

 

今週は、一チーム一日一時間ぐらいの滞在時間だったが、十分濃密な時間を提供できた。この濃密さが、今後どのように発展していくかがカギのような気がする。