ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

今週から学校が始まる

久しぶりのブログ更新。

夏季休業中は、朝から山や森を歩き、のんびりしていた。クワガタ採ったり、セミの羽化を見たり、自然がそこそこ豊かな土地に居を構えたので、良い夏休みをおくることができた。

 

今週から、いよいよ学校が始まった。

初っ端から、給食が始まりバッタバタ。

校舎は、四階建てで、私の教室は四階。熱が上に溜まるのと、窓を開け放っているため、室内の気温が30℃越え。エアコンをつけていての30℃越え。こんな中、授業をやるのは狂気。夏季休業が、なぜあるのかをみにしみて感じた。

隣のクラスで熱中症の子でてやっと、授業中は締めきっていいことになったが…。

コロナより熱中症の方が今は危険なことは明白。しばらくは辛い辛い毎日が続いていくだろう。

 

クラスの状態は、そこそこ良い。メッセージ交流の常時活動化のおかげで、休み前のままの状態がキープされている。

笑いも多く、活気がある。気を抜かなければいけそうだ。

 

9月から委員会が始まる。それにあたって、今週委員会のメンバー決めをした。

 

はじめに第1〜第4希望まで書かせ、本当にやりたい委員会を絞らせた。好きな友達とやらせるのではなく、仕事で選んでもらうためだ。委員会の内容リストを作ったので、みんな黙々と考えながら決めていた。

蓋を開けてみたら結構な偏りがあった。まあ、それは予想の範囲内。

 

「第1希望にこだわるのは、ある意味正しい。しかし、これからは、クラス全体が成り立つために、あえて第2希望、第3希望でも良いという考えを持って欲しい。自分の希望を100%押し通し、ほかの人が0%になるより、みんなが70%、80%で満足できる方がいいのではないか?それが、【折り合いをつける】ということなんだよ。」

 

と、伝えたら、あいているところに納得して移っていってくれた。おかげで、あっという間に決まってしまった。

 

どうしても、人数制限があるものは、一筋縄ではいかない。

よくこんなとき、じゃんけんで決める教員がいるが、私はじゃんけんで決めるのには大反対。そのような決め方をしても、教育的効果は薄い。加えてモチベーションを下げかねない。なにより、じゃんけんで負けた子に、クラスの歪みやババを一手に引き受けさせてしまう。それは、アンフェアだ。

こういう場合は、時間をかけてでも、とことん考えさせてやった方がいい。

安易な方法をとる教員の姿をみせると、子どもも安易な方法を取り出す。

急がば回れなのである。

しかし、今回は思ったより、早く決められた。例年は、1週間ぐらいかかるのだが…。それだけクラスが成熟してきたということなのかもしれない。