ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

評価の検討

金曜日の午後、学年主任が集まって各学年の評価の検討を行った。

評価の検討を行うのは、A評価、C評価の適正化をする目的がある。経験値が低い学年は、評価についての知識が低い。だから簡単に評価をつけてしまう。学年が、根拠を持って評価をつけているかのかどうかということを確認する狙いもある。

だから、先週は、評価検討の会議に向けてどこの学年も評価のすり合わせをする。そんな中、目立つのは、できない子供に対してのディスりである。極め付けは、「学力が低い、できない子は、支援級に行くべき」というもの。評価を見合いながら、できない子に対してディスるディスるディスる

聞いていて胸くそ悪くなる。

評価がCになる子の中には、知的障害、発達障害の子もかなりの数がいる。そういった子に対しても色々試して少しでも向上させていくのが大切なはずだ。ただそういった先生方は、もはや自分の価値観でしか判断できず思考停止状態なのだろう。目の前の事実を見ながら、あの手この手で合う方法を追求するのが、教員としての仕事の醍醐味であるはずだ。

評価がCというのは、子供の実力だけではなく、教員自身が実力は無い、手立てをしっかり構築できなかったという未熟さの表れも入っているのだ。そういうところに気づいているのだろうか?

これは、厳しい意見だろうか?

ただそういう人にこういうことを物申すと最近では、パワハラモラハラになってしまう。こんなことがまかり通っているのであれば、ますます教員のレベルは落ちていく一方。

職員室の状態を見ていると、もはやプロ意識を持つこと自体が希少価値なのかもしれないなとしみじみ思ってしまったのであった。