福祉体験授業
今日は、福祉体験授業の日だった。
車椅子利用者の方を招き、生活や日々考えていることを話していただいた。
子ども達は、車椅子の方と接する機会があまりない。家族にいるならともかく、せいぜい、駅や道で見かけた、という程度である。
彼らは、車椅子利用者の方は、自分たちと違う存在だと思っている。だから、可哀想とか大変だなという思いで一杯なはずである。
しかし、今回の授業で考えは一変したと思う。
お招きした2人は、体が不自由であったが、心は不自由ではなかった。
「車椅子を使うことになってどんな気持ちだったか?」という子どもの問いに、「たしかに落ち込んだこともあったよ。だけど、後悔なんかしてないし、したくないんだよな。だから、常に前向きだよ!人の温かみも気づけるようになった。だから笑涯者だ!」そして「みんなと同じ、僕らは生きているんだよ。君たちと何にも変わらないんだ。」と笑顔一杯に答えられていた。
子ども達は、自分達と変わらないという気持ちを持ったのではないか?自分達と同じく、笑いもするし落ち込みもする。リハビリを重ね努力もする。
さあ、ここからは、腕の見せ所だ。
この出会いを大切にしてしっかりものにさせたい。