子どもの質は、親の質と同じ
子どもと関わる仕事を始めて十五年。教員になってもう八年になるが、年々子どもの質が下がっていると感じる。
あいさつができない。話が聞けない。平気で床にゴミを捨てる。人の立場になって物事を考えられない。自分さえよければいいと考えている子どもが年々増えてきたと思う。クラス開きのたびに憤ることが多い。
給食のことでもそう。「野菜が食べられません。」「お魚きらいです。」「豆腐がいやです。」などと、好き嫌いをする子も年々増加している。
やはり最近一つの結論に達したのが、小学校に入学する前に教えるべきことを教えずにいるご家庭があまりにも多いということ。また、保護者自身があまりにも自己中で、その影響が子ども達に出ていること。つまり、親の質が下がったから子ども質も下がったということである。
本来、しつけは家がやるものである。それができない親は親の資格はない。厳しく育てずに甘やかすだけ甘やかしているからできるものもできないのである。
キラキラネームのようなものをつけ、ペットのように扱うことが子どもを育てるということではない。
本当に嘆かわしいことだ。