ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

課題作りでの雑感

ここ四日間、休校が延長されるのを見越してひたすら課題作りや教材研究をしていた。昨日は半日、今日は一日フルでひたすらワークシート作りに専念した。

 

しかし、ここでふと思ってしまったことがある。はたしてこれでいいのかと…。

 

休校中の学習についての考えは、大きく三つに分かれると思う。
 ①、復習にあてて様子を見ようとする考え
 ②、いつ学校が再開されるか分からないので、文科省からの家庭学習についての通知を利用し先にどんどん進んでしまおうという考え
 ③、①復習と②先行のミックス


私の学年の方針は前まで③だったのだが、休校が長引くと予想し、先週学年と話し合って②にしてしまおうと結論をだした。そして、今回ワークシートをがつがつ作った。

しかし、ここにきて夏休みをカットして授業数を確保する話が政治家を中心に湧き上がってきた。また、9月に入学という話も出てきており、そうなった場合今までやっていたことが徒労になる可能性もある。

さて、このニュースで迷いが生じた。

つまり、「授業数がしっかり確保できるのなら、これ以上進まなくてもいいのではないか?」ということである。しかし、「先のことは分からないだから先に進めてしまおう。」という考えもまた頭の中によぎる。

私は、元々、特別にニーズを抱えている子や低学力の子を中心に学級経営をしてきた人間だ。だから、これ以上進めることは勉強嫌いを増やしてしまう。また、保護者の負担を増やしてしまうのではないのかと危惧している。しかし、今回、手を緩めたために未履修にさせてしまうかもしれない。
一応、迷いながらも、7月分までの課題は作った。作る意味があるのかと自問自答しながらなので凄く時間がかかってしまったが…。学習が苦手な子達に向けての解説書、手引きも作った。やることはやった。

あとは、国や教育委員会の方針や出方次第。連休明けにしっかり指針を出してくれるのだろうか?四月頭の中途半端な指針だったら逆に現場は困ってしまう。