ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

悲しき学習発表会

昨日、学習発表会があった。

今年私の学年は、器楽合奏の部と調査発表の部の二本立てのタイトルで行った。

器楽合奏は、共に2曲ずつ計の4曲。調査の部は、総合的な学習の時間を生かしたものにした。

ただ、この学習発表会開催にあたっては、ひどい難所が待ち受けていた。

1月最初の学年会で学習発表会の計画をみんなで持ち寄ろうと言う話でまとまったのだが、蓋を開けてみたら案件を作ってきたのは私だけだった。ということで、私の案がベースになる。

子供たちの司会や言葉指導は、年配の先生がやることになっていたが、全く指導がなっていなくリハーサルに行き当たりばったりで行うということをやってきた。なので当日もグダグダ。

楽器を音楽室から運んだのも私のクラスがベース。練習計画を立てたのも私。当日の椅子だし会場設備も私のクラス、片付けも私のクラスとなった。

うちの子供たちはよく働いた。会場設備も15分でやり、片付けは10分とすごかった。パイプ椅子の数200脚。働きっぷりは感動もんだ。

総合的な学習の発表だが、他のクラスは、私の助言したことを聞かなかったために、スーパーグダグダの発表展開し保護者から不評だった。私のクラスは、自分で調査したことをしっかりとレポートに残し、それをもとに発表原稿を作ったのでかなりクオリティーが高い。そして一人ひとり発表内容が違うので見ていて飽きない。私のクラスの発表だけが突出して良すぎたので、保護者からも絶賛の嵐だった。ベテランも最近の若手も、正しい型、指導技術、子供に合わせた言葉がけやモチベーションの高め方。どれも実力不足。それで危機感を感じていない。

厳しいことを言うとすぐにひねくれ、バリアを張る。ムーディー勝山のように左に受け流すことだけは一人前だ。

ちなみにベテランのクラスは、発表中に喧嘩が起こり、学習発表会がストップすると言う事態が発生したようだ。学習発表会後保護者に囲まれクレームの嵐で騒然となっていた。

このベテランについては、「今年で仕事を辞めてくれないかな」と心底思っている。自分が今までやってきたことが、通用していないのにさも通用しているふりをしているのは見ていて滑稽である。なぜこんな人が、教員として生き残ってきたのか?

このベテランを見ていると、学ぶ意識を持たなくなった末路というのがよくわかる。

今組んでいる若手の子たちも、何の問題意識も持たなければ、このベテランのようにすぐにポンコツになっていくと言うことを自覚してほしいものだ。