ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

質の維持は困難

ここ数年、再任用の方が増えた。

再任用の方は、定年退職した後に、それまでの半分ぐらいの年収で教壇にたつ。

経験豊富なベテランが、定年退職せず現場に残るのはとても心強いことだ。

しかし、実際には、再任用後、配属された職場と上手くいかず毎年毎年職場を変え、たらい回しになっている人も多いのだ。

本校にも再任用の方がいるが、くたびれていて覇気がない。子どもに馬鹿にされている。力のみの指導しかできず、学習もかなり遅れている上、定着も悪い。問題行動を起こすのもそのクラスがダントツ。

その方は、全く仕事をせず、口だけ出して煙たがられている。

ベテランは、変化に弱い。昔に比べて格段にゆとりがない。ゆとりがある時代にピークだった人、ゆとりがない時代がピークな我々。スケジュール管理、合理性や効率性、リスク管理に差が出てしまうのも仕方がないのかもしれない。

学校現場は岐路に立たされている。ブラックな働き方がフォーカスされ、嫌煙されるようになってきた。免許更新の影響で、臨時任用や講師の枯渇が現実となってきた。ポンコツを再任用をしなければ、学校も持たなくなってきた。

これは、もう学校の終わりの始まりなのかもしれない。