アドラー心理学
今、巷で、アドラー心理学が、ブームです。
岸見一郎先生の「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」という本でも有名ですね。
私も、心理学専攻の端くれとして、一度はかじりました。特に、アドラーは、フロイト、ユングと並んで心理学の三巨匠です。
考えも私の教育方針(理論というのは、おこがましい)に近く、すんなりと入ります。
特に、フロイトとは違い、目的論に特化した考えは、子どもや親のせいにしてしまう教員にこそ学ぶ価値があると思います。
アドラーは、「人は意味付けした世界に生きている」と言っています。つまり、「人生の意味は自分で決める」ということになります。うまくいかないことは、自分以外の外的なもの、過去や才能などとは関係がないといいことです。
また、アドラーは、他人と比べることや、承認欲求について否定しています。これらの2つを気にかけて生きていくことは、人の人生を生きて行くことになり、不自由な生き方になると説いています。逆説的に言えば、自分のことをよく思わない人がいるということは、自由に生きている、自分の方針で生きているということになります。
私も、幾度となく、人によく思われたいと思い悩み、他人と比べてできの悪さに落ち込んだものです。深刻に悩みました。
しかし、そんなことで自分の人生が楽しくなくなっていいのでしょうか?それは、違うとい言いたい。自分の人生の意味付けは、自分でなされるもので、人から与えられるものではないです。
やってきたことを堂々と自分自身で認められる、自分自身を勇気付けられる心を持ちたいですね。そして、できることをやろうと思って行うこと(アドラー心理学では、楽観主義という)を大事にしながら子どもの前に立ちたいものですね。