ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

試練は突然

先日、前任校の後輩(私が初任者指導した子)から、メールをもらった。

その子は、今年度育休から復帰して、1年間無事務め上げることができた。復帰前にもいろいろ話を聞いていたので、その報告かと思って見てみると驚愕した。

来年、人がいなくて、学年主任と初任研担当を兼ねるようだ。その子は、次の4月から実質4年目である。まだ3年しかまともに働いていないのだ。子供も小さく、共働きなので、時間も余裕もないだろう。なのに、来年はこの人事は、なかなか酷い。しかも、初任者と組み、指導する。彼女もまだ駆け出しなのに…。

私も、主任になったの早く、7年目で30歳の時になった。それを超える。私の知る限り最速だ。

以前、後輩が三十半ばで、教務主任をしていると言う話を書いたが、時代はついに来るところまで来てしまったと言う感じだ。

私の勤めている自治体は、初任者がとても有能な人が入ってくる。東北や九州など地方でギリギリ受からなかった人たちが受かって入ってくるのだが、大抵10年以内にほぼほぼみんな地元に帰ってしまう。今年も本校で生え抜きの地方出身の5年目の子が、地元に戻ってしまう。

私も自分の勤めている自治体のやり方や方針が、古すぎるので、あんまり好きではないのだが、若手の間で、体制に嫌悪感を抱いているものも少なくないということがわかる。

逆に、近隣の市では、全く地方出身者が居心地が良く帰らないところもある。教育委員会の人たちも、もう少し体制を変えようと努力してくれなければ、若手が嫌気をさしてどんどん帰ってしまう。学校の業務改善では、どうする事もできないところまでもうきてしまっているのだ。

彼女も地方出身者。こんな酷いことが続けば、彼女もやがて地元に帰ってしまうだろうなと思ってしまった。