ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

遠くを見る

2月に入り、成績表を作る時期に入った。私の勤務している自治体は、他の自治体と比べて所見の書く量が半端なく多い。

総合所見だけで、約400字。総合的な学習の時間の所見が、約100字。外国語学習の所見が、約100字。高学年を担任したら、軽く1人600字を超える。私は中学年担任なので、外国語学習の所見がないので500字で幾分かはマシだが、やはりこの上なくきつい。平日は、会議、打ち合わせがきつきつで入っているので、所見を書く時間は無い。どうしても休日に書くことになってしまうので、2月の休日は、ほとんどどこに行くこともできず、ひたすら約40人分の所見を書き続ける。私はあまり文才がないので、1人の人にかなり時間をかけてしまう。加えて、一気に書けない性格なので、だいぶ前から準備をし休みのたびに少しずつ書きだめをしている。

本来は、こういうものも持ち出してはいけないのだと思うのだが、そもそも勤務時間中に所見を書く時間は存在しないので、ほとんどの人が私のように持ち帰っている事だろう。本来であれば成績処理の時間はしっかり確保されるべきなのだが、今の学校現場の本音ではまずそんなものは不可能に近い。

本当はこんな所見なんて、もっと字が短くてもいいと思う。他の自治体では、面談をして面談済の判子を押して終わりのところもあるらしい。こういったところでは、私の勤務している自治体は働き方改革などは全く進んでいる感じがしない。

まぁそんな愚痴はさて置いて、今年は、準備をしっかり行ったのでだいぶ効率よく進められている。もう8割がた書き上がっているので、だいぶ楽になってきた。しかしパソコンばっかり見ていると目が疲れてきてなかなかしんどい。近くのものを見すぎるとやっぱり体にくるものである。

私の家からは、きれいに山々が見えるのであるが、最近ふと見てないなぁと思いコーヒーカップを片手にちょっと遠くを見てみることにした。するとどうだろう、気持ちがすーっと楽になりまた所見を書こうと言う気になる。遠くを見ると言うのは、わずかでもリフレッシュになるものだ。自然の力は偉大かもしれない。

さぁラストスパートがんばるか!