死について
姪が、危篤になった。
産まれたときから、体が弱く入退院を繰り返してきた。
何度も危なかったが何とか小学校を卒業し、今年、春の手術も成功し、少し上向いてきたはずだった。
もう、意識が戻ることはない。脳が死んでしまった。
手、体、おでこ、暖かい。
生きようとしている。まだ生きたいはず。
しかし、これ以上、延命させて、苦しませるのもかわいそうだ。
妹夫婦、両親は、悩んでいた。叔父は、こういう時は、無力だ。
まだ一緒にいたい、しかし、苦しませたくない。
こういった、死について考えるのは、苦しい。