ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

金曜日の職員会議

金曜日の職員会議は、ただただ長かった。

なぜ長かったかと言うと、各クラスの児童指導の報告がトータル1時間かかったからだ。これは異常と言わざるを得ない。

どのクラスでも、いじめ事件や暴力事件が相次いでいる。すべて解決をしているのだが、教員の対応が後手後手になっていて問題行動する児童に振り回されている。そもそもなぜいじめや意地悪や暴力が起きるのだろうか。教員が学級をしっかり締めていれば、マネジメントしていれば確実に防げる問題だ。

問題が起きている学級の担任に、詳しく話を聞いてみると「私はしっかり話しています。」「あの子には同じ話をしているのに全く伝わりません。」「あの子の家は親がダメだからこうなっているんです。」などと自分には問題のない言い方をする人がほとんどだ。

前に書いたが、教員の能力は伝え方が9割だと私は思っている。指導していても伝わらなければ何の意味もない。それは指導したと言うアリバイ作りにしかなっていない。効果があげられない指導はもはや指導ではない。これがわからないから何回も同じことを繰り返し無限ループにはまるのである。7月の時点でこの状態のクラスは、もう高いところを望めない。同じ学年を組んでいる同僚もこれにハマっている人がいるので、おそらくだけど私のクラスとの差は開く一方になるだろう。

話し方や、語りかけ方、聞かせ方を学年集会や全体指導で見せているのだが、なかなか良さをわかってもらえないのが只々悲しい。