ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

いじめ問題について

最近、私が勤めている自治体の昨年度に調査された問題行動等について、結果が公表された。

特にいじめの認知件数は、近年、急速に数が伸ばしている。これは、学校内でいじめに対してもっと認知していこう、隠蔽はやめようという姿勢の表れから急速に増えたということも考えられる。しかし、重篤なケースも増えていることが伺わせられる結果も公表されていた。解決率は年々低下しているのである。5年前には、98%あった解決率は、昨年度の解決率は78%となっている。わずか5年間で20%の低下。この結果は、もう少し裏をとってしっかり分析しないといけないのだが、確実に学校の力が弱まっている結果の裏付けであろう。

本校でも、いじめ指導に手を焼いている先生も増えてきている。これは急速に手を打たないと取り返しがつかないところまで来ているのではないかと危惧してしまう。

ただ、いじめを発生させてしまう教員は、押さえどころを間違えていたり、変な見方の癖がついていたりしている場合が多い。

しかしそういう教員ほど、自分の指導を見つめると言う事はなかなかできないので周りの苦悩も大きい。