ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

学校現場は、時代遅れそのものか?

最近すごく感じてしまう事は、学校現場というのは、根本は旧態以前のままであると言うこと。

なんでそうやって感じてしまうかというと、マイノリティーには全く対応しきれていないからだ。特別支援教育不登校対応などでものすごく顕著。

もともと学校現場と言うのは、マジョリティーに対応するのに主眼を置いていて、マイノリティーの対応はものすごく遅れている。そこそこマシになってきてる例も見られることもあるが、まだまだ発展途上なのが拭えない。

さあそもそもなぜ、これほど対応に遅れているのか?それは、圧倒的なマンパワー不足だからだ。財政が厳しいと言う理由で、40人学級が改善されない、特別支援級に重度な子が入ってくるケースが多くなってきているのに未だに 1人の教員が見るのは8人と決まっている。これでは、細かなところに気を配ることなんかできない。また昨今では、キャリア教育、主権者教育などと〇〇教育と言うものがたくさん増えてきて教員が対応しきれない。 1人の教員がマルチタスクで対応しなくちゃいけないその現場は、極めて困難さを拍車をかけている。

せめて、定数を緩和することをしてもらいたい。学級が30人学級になるだけでどれだけ楽になることか。やっぱり質も大事だけど、数も大事。教員の数を増やさないと、これからの時代に対応できない。

きっと政治家、文科省財務省のお偉さん達は、どこかの学校や自治体が教育破綻を起こさなければ本腰を入れて動かないのだろう。ただ、教育破綻してから動いたんではもう手遅れだと思う。