ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

知らないことのまずさ

先日、私が所属している民間の研究会の会合があった。

会長から最近の教育の動向を聞く。

1  2014年に特区法改正により、自治体が国家戦略特区に認定されれば、公設民営学校の設置が可能となること。

2  ある県のある自治体(学力テストその県内ワースト)では、塾が学習支援員として学校に入り学力向上に乗り出したこと。

※ソース元が調べられなかったので、自治体名は伏せます。

特に凄いのが2で、塾が学習支援員として入ることで、膨大なデータが取れ、それを解析しながら学習指導、癖のある児童の対応に生かしているのことだった。

この情報は全くノーマークだった。教育の動向は常に追っていたが、これは知らない情報だった。慌てて特区法改正の資料をネットで探して読み込んでしまった。


しかし、これらの情報はとても大変なことだ。

下手をしたら、公立学校が民営化、もしくは、独立行政法人化し、教員が塾の講師と職を奪い合う、もしくは取って代わる時代も来るかもしれない。現在は、教員免許があるがあれも未来は紙切れになっていることも可能性としてありうる。

前にブログで大阪市が民間の競争原理を導入することについて言及したのだが、これは対岸の火事ではなくなった。

時代のスピードが速い。

我々も公務員だからといって安穏としていられないがそこまで来ているのかもしれない。