ポレポレ先生の実践日記

小学校で教員をしています。日々の出来事、思いを書いています。

戦略をベースに戦術を考える

戦略は、長期計画。言い換えれば、総合的なもの。

戦術は、短期計画。言い換えれば、スポット的なもの。

だと、私は勝手に思っている。

学級は、常に戦略と戦術を組み合わせながら経営して行くものだと思う。

例えば、クラスを規律重視かつ、人間関係重視で戦略をたてると、当番と係を軸にして考える。

当番は、クラスでないと困るもの。係は、あってもなくてもいいもので、クラスが楽しめるものと教え役割を担わせる。

子供達には、当番は、2人で1役。係は、好きなところに全員いけるようにし自由を与える。このように、システムとして成り立たせるまでが戦略。

戦術は、個々の仕事の質を上げること。絶えず振り返らせ、仕事が確実に遂行されるかを見極める。ダメなら理由を考えさせ改善を促す。それでも、ダメなら、1ヶ月で見切りをつけ、決め直すだろう。

戦術でやってはいけないのが、粘ること、よくなるだろうと様子を見ること。

戦術の良さは、変わり身の良さ。ダメならすぐに見切りをつけ、別の戦術で挑むこと。子供達の関係性は絶えず流動的。それに合わせて戦術も変幻自在にしなくてはならない。


今、本校は、六年生が悪い。とにかく、規律が酷いし、なかなか手がかかる。学年団のプランニングの悪さ。つまり、戦略、戦術が全く考えられてなく、その場凌ぎの対応で済ませてきたツケであろう。

それに全く気づいていないのも滑稽だなと思う。


場当たり的な対応しかできない人が多くなってきているが、それでは、教師として生き残れないだろう。